今回は、前回ご紹介した横堀海水浴場のすぐそばにある海辺の水族館「京急油壷マリンパーク」をご紹介したいと思います。
京急油壷マリンパーク
京急油壷マリンパークは、1968年4月に開園した歴史ある水族館です。
初代館長の末広恭雄さんは、東京大学で水産学の研究を行い、著書である「サーカス水族館」のなかで珍魚コレクションだけでなく魚そのものの習性や生態を再現して、魚の感覚をショーに仕組んで見せる新しい水族館の構想を提唱しました。その構想に京浜急行電鉄の専務、石井千明さんが感銘を受けたことが、この京急油壷マリンパーク設立のキッカケになっているそうです。
前回の記事でもご紹介しましたが、油壷は三浦半島の南西部に位置する油壷湾を中心としたエリアです。西に相模湾が広がり、江ノ島、富士山、伊豆半島そして伊豆大島まで一望できる風光明媚なところにある京急油壷マリンパークはとても気持ちにいい水族館です。
「品川」駅から京急久里浜線で「三崎口」駅まで約65分、「三崎口」駅からバスで約20分のところにあり、日帰りでリゾート気分を味わうにはちょうどいい場所です。
入園料は以下のとおり。ペットの料金設定があるところが面白いですね。
大人(高校生以上) | 1,700円 |
中学生 | 1,300円 |
小学生 | 850円 |
幼児(3歳以上) | 450円 |
ペット | 500円 |
各施設のご紹介
入園ゲート
チケット売り場やお土産屋さんがあるのは入園ゲート。いろいろな体験を行うことのできる「すいぞくかん学園」の受付もこちらで行います。
水族館を楽しんだあとにはここに戻ってきて、エントランスショップでお土産を買って帰るのが定番のコースです。
水族館「魚の国」
入園ゲートを抜けて左に行くと水族館「魚の国」があります。
ここでしかみられない珍しいサメなどが泳ぐ30もの水槽と360度の回遊水槽、メガマウスシャークという希少種の標本などのほか、魚の餌付けガイドや魚のパフォーマンスなんかをみることができます。
ペンギンショップ
水族館「魚の国」を出た先にあるペンギンショップでは、そばやうどん、ポテトやタコ焼きといった軽食に飲み物、オリジナルグッズの販売を行っています。
ドッグラン
さらにその先にはドッグランがあります。ペットと入園しても一緒に楽しむことができます。
屋内大海洋劇場「ファンタジアム」
屋内大海洋劇場「ファンタジウム」では、「人間と海の動物たちとのふれあい」をテーマにイルカやアシカのショーを観ることができます。
屋内にあるので迫力あるパフォーマンスを雨天時でも楽しめる施設。趣のある木の椅子が印象的でした。
あしか島
カリフォルニアアシカの家族の暮らしを観察できます。あしかのお食事タイムは見逃せません。
ペンギン島
可愛らしいキタイワトビペンギンたちをみることができます。やっぱりペンギンのお食事タイムは必見です。
いるかのプール
バンドウイルカを間近でみることができます。「イルカの餌付け」という体験イベント(有料)は大人気ですぐに受付終了になってしまいます。
すいぞくかん学園潮風校舎・展望台
京急油壷マリンパークでは、海、川、森に住む動物たちに近づいて見て触れて学んだり、物づくりを楽しむ“水族館学校の部活動”「すいぞくかん学園」という面白い試みを行っています。 この部活動には、イルカ・アシカ学部、かわうその森学部、魚・ペンギン学部、総合学部、購買の合計5学部があります。いろいろな体験ができるこの「すいぞくかん学園」の部室がこのすいぞくかん学園潮風校舎です。
ちなみに屋上は展望台になっていてとても気持ちがいいところです。
お遊び広場
子供たちが遊べる遊具のある「お遊び広場」。子供たちはやっぱり遊具が大好きです。
みうら自然館
みうら自然館では、神奈川県の絶滅危惧種50種類200点を保護・展示しています。いろいろと考えさせられる施設です。
近隣の小学校と提携して絶滅の恐れがある生物たちの繁殖保護活動を行っているそうです。
かわうその森
コツメカワウソをはじめとした希少な動物たちが暮らしています。水辺や洞窟といった15のエリアのある緑豊かな森になっています。
レストラン「ログテラス」
三崎港直送の海の幸、三浦の新鮮な食材を中心にした料理を楽しむことができるレストランです。まぐろ漬け丼にしようか、海鮮丼にしようか、はたまた三崎まぐろラーメンにしようか、迷ってしまいます。
まとめ
ということで今回は気持ちのいい海辺の水族館「京急油壷マリンパーク」をご紹介しました。三浦の海と自然、それから美味しい食事を楽しめる日帰りリゾートに是非行ってみてください。