伊勢志摩シリーズ第2弾です。前回、外宮(げくう)をご紹介しましたので、参拝する順番に従い、今回は内宮(ないくう)をご紹介したいと思います。
伊勢神宮について
前回と同じ説明になりますが、念のため再掲させていただきます。
伊勢神宮というのは実は通称で、正式には単に「神宮」というのだそうです。神社本庁の本宗があったり、内閣総理大臣が毎年、年始に参拝するのが慣習になっていたり、やはり他の神宮とは別格の存在なんですね。
ちなみに、いわゆる伊勢神宮として紹介されることの多い「内宮」と「外宮」のほかにも、別宮、摂社、末社、所管社などがあって、全部で125の神社を総称して「神宮」と言うそうです。
ただ、ちょっとややこしいので、ここでは正式名称ではなく、伊勢神宮という通称を使いたいと思います。また、125の神社すべてではなく、今回は、伊勢神宮の正宮である「内宮」と「外宮」に限定してご紹介します。
内宮は正式には「皇大神宮」といって「天照大御神」を祀っています。
外宮は正式には「豊受大神宮」といって「豊受大御神」を祀っています。
ちなみに、天照大御神は、日本神話の主神であり、皇室の祖とされる神さまです。豊受大御神はトヨウケビメとも呼ばれる日本神話の神さまで、衣食住の守り神とされています。
内宮(皇大神宮)について
伊勢神宮は、外宮→内宮の順番で参拝するのが正しいとされています。お伊勢参りの玄関口、JR・近鉄「伊勢市」駅に近いのは外宮。外宮からバスで10分くらいのところにあるのが内宮です。
僕らは午前中に外宮にお参りして、お昼前から内宮をお参りしました。時間帯にもよるのかもしれませんが、参拝者の数は圧倒的に内宮のほうが多かったです。
ちなみに内宮の境内は外宮の10倍の広さがありますし、境内の外には「おかげ横丁」という伊勢志摩を代表する観光地があります。伊勢神宮の中心はやっぱり内宮なんだな、という印象を受けます。
五十鈴川にかけられた宇治橋という大きな橋を渡り、境内に入ると雰囲気がガラッと変わって、そこはもう別世界です。
内宮の境内になかには「正宮」のほかに「荒祭宮」「風日折宮」という2つの別宮。「瀧原神」という所管社があります。参拝の仕方は、外宮と同じようにまずは正宮にお参りして、それから別宮という順番。
神社にお参りに行くと「お願い事」をするのが普通だと思いますが、こちらも外宮と同じように、正宮は「感謝の気持ち」を伝える場所、お願い事をしたいときは、第一の別宮である「荒祭宮」でするのがいいようです。
内宮のパワースポット
日本最大のパワースポットと言われている伊勢神宮。内宮の境内そのものがパワースポットと言えますが、そのなかでも特に有名なパワースポットをご紹介したいと思います。
四至神(みやのめぐりのかみ)
神楽殿と五丈殿の間にある「四至神(みやのめぐりのかみ)」は、社殿を持ちませんが、内宮の所管社に位置づけられています。
正宮前の木
正宮にあがる階段に右側にある、少し左に傾いた木が不思議な力を宿していると言われています。
五十鈴川御手洗場
内宮に参拝する前に心身を清める場です。
風日折宮橋
風の紙を祀る別宮「風日折宮」に向かう途中に架かる橋です。
まとめ
ということで、今回は伊勢神宮の内宮をご紹介しました。
感謝の気持ちを伝えて、心機一転、明日から頑張ろうという気持ちにさせてくれる、特別な場所だと思います。