「”おや?”っこひろば」は日本科学未来館の3階にありますアクティビティスペースです。子供向けの室内の遊び場といった趣のところですが、日本科学未来館のアクティビティの1つと侮るなかれ、これが相当面白いんです。しかも無料!!
”おや?”っこひろばの概要
日本科学未来館のアクティビティだけあって、科学を切り口にしたいろいろな遊びを親子で体験することができます。会場は約600㎡もあって広々としており、しかも天井が高くてとても開放的なスペースになっています。スペース内には靴を脱いであがることになるのでリラックスして遊ぶことができます。
体を使って遊ぶことができるようなスペースがあったり、工作キットでいろいろなものを作って遊ぶことができたり、自分の描いたものが動き回るモニターがあったり、子供たちが「なんでだろう?」と思いながら楽しめるアクティビティがいっぱいあります。
利用料金は無料。45分間の入れ替え制で、1回の定員が30組程度と決まっています。ですので土日祝日は整理券を配布しています。利用時間は以下の通り。
①10:15~11:00
②11:15~12:00
③12:15~13:00
④13:15~14:00
⑤14:15~15:00
⑥15:15~16:00
⑦16:15~17:00
アクティビティ紹介
ごろごろのしば
人工芝の坂の広場になっていて、そこではボール等を転がして遊ぶことができます。ボールは普通の球体ではなく、卵のような形をしていたり、2つのボールが紐でつながれていたりして、坂を転がすと、まっすぐ転がらず、不規則な動きをするんですよね。子供たちは「なんでだろう?」と思いながら夢中になって追いかけています。
かきかきのへや
ホワイトボードでできた半円状の壁に囲まれたスペースです。壁や床に自由に絵を描いたり、ブロックで遊ぶことができます。僕が子供の頃はアスファルトの道路に小石を使ってよく落書きをしたものですが、最近はなかなかそういうことができませんよね。
コロンコロンのかべ
普通のホースやチューブを壁に据え付けて、ボールを転がすオリジナルコースを作ることができます。子供たちは試行錯誤しながらボールが転がるようなコースを作っています。普段使うような日用雑貨を使って遊べるところがクリエイティブだと思います。
ヴンダーカンマー みんなのアイデア
ヴンダーカンマーとはドイツ語で「驚異の部屋」という意味なのですが、UFO、自動車、バス、ロボット、家、木などの絵が描かれた台紙に好きなように色を塗ったり顔を描いたりして、それをスキャナーで読み取ると、モニターのなかで自分オリジナルのUFOや自動車やバスやロボットが動き回るという科学未来館らしいアクティビティです。モニターに映し出された自分オリジナルの絵に触れると動いたりして反応するところがなんとも可愛らしくてついついハマってしまいます。
工作スペース
新聞紙やビニールテープ。ストローなど工作に使えるような材料が沢山置いてあるので、好きなものを工作することができるスペースです。
大人が考える場所
「”おや?”っこひろば」って子供が遊ぶ場所だと思いがちですが、実は大人が子供たちの未来について考える場所と位置づけられています。
「”おや?”っこひろば」にある「大人のみなさんへ」という掲示を引用させていただきます。
「大人のみなさんへ
未来をつくる子どもたちに、どんな大人になってほしいですか?”おや?”っこひろばは、子 どもの未来について大人が考える場所です。
2050年、例えば今5歳の子どもたちが40歳を迎えるころ、さらに地球温暖化が進行し、世界人口は約95億人に到達すると予測されています。そのとき、今もすでに始まりつつある集中豪雨や干ばつ、食料やエネルギー不足の問題はますます深刻になっているでしょう。
そんな未来を生き抜くために、子どもたちは、どのような力を身につけなければならないのでしょうか?そのために、私たち大人は何ができるのでしょうか?
答えは、1つではないかもしれません。
未来館はみなさんと一緒に、この場所を使って考えていきたいと思っています。」
僕はこれをみてとても考えさせられました。HARUが困っているとつい手を差し伸べてしまいますが、HARUなりに悩んだり試行錯誤したりしながらやってみることが大事で、そうすることで得られたものが将来のHARUにとっての財産になるのかもしれません。僕ら大人はただ見守っているだけでいいのかもしれません。もちろん答えは一つではありません。
日本科学未来館については以下もご参照ください。