今回は横浜市都筑区にあります「大塚・歳勝土遺跡公園」をご紹介したいと思います。
大塚・歳勝土遺跡公園は、前回ご紹介しました「横浜市歴史博物館」のすぐお隣にあります。
横浜市歴史博物館と同様、ノースポート・モールに向かう途中、車で通り過ぎるときにいつも気になっていたスポットの一つ。この度、HARUとHARUママが映画鑑賞をしている隙を見計らって、横浜市歴史博物館と合わせて訪問してみたのですが、なんだかタイムトラベルをしたような不思議な感覚を楽しむことができました。
大塚・歳勝土遺跡について
大塚・歳勝土遺跡(おおつか・さいかつどいせき)は、弥生時代中期の環濠集落(かんごうしゅうらく)の遺跡である大塚遺跡と、その集落に住んでいた人たちのお墓である方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)群の遺跡である歳勝土遺跡から成り、国の史跡にも指定されています。
環濠集落(かんごうしゅうらく)というのは、周りに水濠を巡らせた集落(ムラ)のことです。
また、方形周溝墓はというのは、弥生時代につくられたお墓で、四角形に溝を掘ってその内側に盛り土をして亡くなった方を埋葬したものだそうです。
大塚遺跡では竪穴住居址が27軒が保存されており、うち7軒が復元されています。弥生時代にお馴染みの高床式の建物址も10軒発見され、うち1軒が復元されています。
こんな感じです。
復元された建物のなかに入ることもできるのですが、タイムスリップしたようななんとも不思議な感覚を味わうことができます。
歳勝土遺跡では25基の方形周溝墓址が保存され、うち5基が復元されています。
こんな感じです。
大塚・歳勝土遺跡公園
そんな大塚・歳勝土遺跡を含む「大塚・歳勝土遺跡公園」は、横浜市の都市公園(歴史公園)に位置づけられています。開園は1996年3月。横浜市歴史博物館の開園から約1年後です。
面積は54,640㎡。高台にあり、広々としているのでとても気持ちのいい公園です。
公園内には、大塚遺跡、歳勝土遺跡のほかに「都筑民家園」という施設もあります。都筑民家園は、江戸時代の民家「旧 長沢家住宅」を中心とする施設です。
現代から弥生時代へ、さらに弥生時代から江戸時代へ。いろいろな時代にタイムスリップしたみたいな不思議な感じを味わうことができると思います。
それ以外にも竹林やら小道やら、子供が遊べる遊具広場なんかもあって、充実した公園になっています。
横浜市歴史博物館とは道路を挟んで隣合わせ。横浜市歴史博物館の3階から外に出て、連絡橋を渡って行くことができます。
橋を渡った先にある案内には漫画が描かれていて、これがなかなか面白く、勉強にもなりました。
まとめ
ということで、今回は「大塚・歳勝土遺跡公園」をご紹介しました。おすすめは「横浜市歴史博物館」と合わせて行くこと。不思議なタイムトラベル体験を味わうことができると思います。
歴史に触れるだけでなく、遊んだり散策するだけでも楽しめる公園。是非行ってみてください!