今回は神奈川県南足柄市にあります大雄山最乗寺をご紹介します。
東京都心から比較的近いのですが大自然のなかにあって静謐な雰囲気に満ちた場所。僕のお気に入りスポットの一つです。
大雄山最乗寺の概要
大雄山最乗寺は禅宗の一つ曹洞宗に属する寺院です。1401年に了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ)によって開山されたと言われています。
ご本尊は釈迦牟尼仏。札所としては関東三十六不動霊場の第2番に位置づけられています。
本堂、開山堂、不動堂、金剛水堂、彗春尼堂、僧堂、仁王門、結界門、多宝塔、御真殿、三面殿、奥の院といった沢山の寺院建築から構成されるとても大きな寺院です。
大自然のなかにある静かな雰囲気が魅力
大雄山最乗寺は金太郎で有名な足柄山麓の大自然のなかにあります。樹齢何百年にもなるような大きな木々に囲まれていて、とても静かなところ。なんとなくですが下界とは違った、透き通った空気感を感じられるような気がします。
僕はこの静かな雰囲気、透き通った空気感がとても好きで、仕事で疲れて癒さたくなったときにはフラッと訪れたりします。
天狗伝説
大雄山最乗寺は天狗伝説でも有名。
了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ)が大雄山最乗寺を開山する際に、弟子である道了尊者が天狗になって、師匠が建立するのを神通力を使って手伝ったとか。
なので、大雄山最乗寺には天狗にまつわるものが沢山祀られています。結界門の両脇に建つ大天狗、故天狗の2つの天狗像もその一つ。
こちらが大天狗(鼻高天狗)で、
こちらが小天狗(烏天狗)です。
御真殿の高下駄
天狗伝説にまつわるものの一つとして御真殿の高下駄があります。こちらは天狗の高下駄とも言われており、左右一対そろって役割をなすことから夫婦和合の象徴でもあります。ちなみに高下駄としては世界一だとか。
その他
天狗像や高下駄のほかにも、天狗の小径、霊水「金剛水」、清心の滝、座禅石、三本杉といった沢山の見どころがあります。
アクセス
公共交通機関をご利用の場合は、「小田原」駅から出ている伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り、終点の「大雄山」駅からバスで10分、さらにそこから徒歩5分。東京駅から約2時間といったところ。
車で行く場合は、東名高速道路「大井松田」ICから約20分程度。駐車場は250台(無料!)あります。
まとめ
ということで、今回は大雄山最乗寺をご紹介しました。大自然のなかにあるとても静かなパワースポットです。日帰りで行けるアクセスの良さも魅力の一つ。
何かに疲れたときに行ってみると、静かな雰囲気と透き通った空気感にきっと癒されますよ!