シルバニアファミリーは1985年に発売された動物の人形とドールハウスのおもちゃです。製造販売するのはエポック社。エポック社は1958年創業、東京都台東区に本社を置く玩具メーカーで、ドラえもんのメインスポンサーとしても知られています。
シルバニアファミリーの特徴
シルバニアファミリーは、ヨーロッパのおもちゃの代表格であるドールハウスを日本の子供に馴染みやすいようにアレンジしたものです。僕は当初、シルバニアファミリーはヨーロッパから輸入したおもちゃだと思っていましたが、実は日本の玩具メーカーが作ったおもちゃなんですね。
本家のドールハウスは、人形が暮らす生活空間を再現したおもちゃで、人形は人間を模したもので、食器類は陶器製だったり、家具は木製だったりと、まるで本物のようなリアルなものが中心のようです。
一方、シルバニアファミリーは人形が暮らす生活空間という点は本家のドールハウスと同じですが、人形は動物の家族で、食器や家具はプラスチック製となっています。このあたりは日本の子供たちに馴染みやすいようにアレンジしたところなのでしょうね。ちなみに陶器製や木製がプラスチック製に置き換わったのは、一般社団法人日本玩具協会が管理する玩具の安全基準、STマークの取得が関係しているようです。
シルバニアファミリーの世界観
ヨーロッパの田舎にあるようなシルバニア村という架空の村で暮らす可愛らしい動物たちの家族が主役です。大小さまざまなドールハウスには動物たちの家族が暮らすための生活空間であり、家具や食器類などのミニチュアがドールハウスを彩っています。
おままごとのような遊びをするおもちゃなのですが、おもちゃの枠を超えて一つの世界観を形成していて、大人から子供までたくさんのファンを生み出し続けています。
シルバニアファミリーのラインナップ
人形は家族単位になっていて、以下のようなファミリーがいます
- ショコラウサギ
- くるみリス
- シルクネコ
- ラブラドール
- シマネコ
- ハムスター
- クマ
- ミルクウサギ
- グレイッシュネコ
- わたうさぎ
- シカ
- チワワ
- シゴイヌ
どの家族にも、それぞれお父さん、お母さん、男の子、女の子、赤ちゃん、双子の赤ちゃんがいて、総勢7人の家族となっています。
また、動物の家族が暮らす家もたくさんの種類があります。僕だけかもしれませんが、あこがれのマイホームを買ったような気分を味わうことができるかもしれません。
- はじめてのシルバニアファミリー
- あかりの灯るおおきな家
- 赤い屋根の大きな家
- 星空の見える灯台の家
- カーポートのあるあこがれの家
- 3階建てのおしゃれな家
- 緑の丘のすてきな家
- テラスのすてきな家
そのほかにもお店であったり、幼稚園であったり、家具セットであったり、ルームセットであったり、本当にたくさんの商品が用意されていて、なんとも奥の深い世界を形成しています。
ちなみにHARUは赤ちゃんのお世話が大好きなので、赤ちゃんのお世話系のアイテムばかりが増えていっています。
はまるときっと楽しい奥深い世界観
ずいぶん昔になりますが、宿泊したペンションにシルバニアファミリーのおもちゃがたくさんありました。そのペンションのオーナーさんかそのお子さんが好きだったんでしょうね。その頃はまだHARUも生まれていなくてちらっと見た程度でしたが、そのコレクションの多さがとても印象的で今でも記憶に残っています。ものすごい量だったのであれだけ集めるのは大変なのでしょうけど、そんなふうに夢中になれるくらいにとても奥の深い世界観を持ったおもちゃなのだと思います。